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ストⅤキャラ愛プレイヤーによるダイヤモンドリーグまでの到達記録

■はじめに ○足掛け2年強かかりましたが、2018年6月にダイヤモンドリーグに昇格しました。 私には遠すぎる境地と思えましたが、周りの支えや助言等でここまで来ることができたと思っています。 まずはそうした友人知人に心から謝辞を述べます、本当にありがとうございました!

そして上記イラストは、同じバルログ好きの白身さん からの、ダイヤリーグ到達記念プレゼントとして頂戴しました。

カラーは私が普段使っているEX3に合わせてくれました。

白身ィいつも本当にありがとう。これ絶対バルログも喜ぶよ。

○以下に、格闘ゲームが得意とも言えないキャラ愛プレイヤーがどうストⅤをプレイし昇格していったかを綴ります。 使用キャラはバルログですが、性能的にはあまり強いほうではないと言われているキャラです。 ただし、プレイヤーの腕次第でどうとでも強く美しく動けるというのが最大の美点であり、これを以って多くのプレイヤーが離れられない一つの要因でもあります。 だからなのか、バルログ使いの多くは、性能が下方調整をされていったんお別れアディオス宣言しても、だいたい舞い戻ってきています。 キャラ愛なのか、いずれにしても上手い人が戻ってくれたのはとても嬉しいです。

!諸注意! 当該記事の目的は、私が私自身へ向けた振り返りの記録を残すこと並びにその共有です。LP0~LP14000まで、リーグごとに順を追って記載しました。 参考に、或いは反面教師にして頂ければ幸いです。

ですので、ランクマに興味もなく、好きなキャラを好きなように使いたい人は、こんな記事は読んで頂く必要はないと思います。 個人的には楽しくゲームをするのが一番大事だと思っています。周りの助言やお節介などスルーして、ブレずにいて頂きたいです。

■対戦における観点の共有及び振り返りレポート

【ダイヤ(脱初級⇒中級レベル程度)へ到達して分かったこと~視野の違い】

今回いい機会だったので、自分がシルバー~ゴールド帯だったころの動画を観てみた。 目も当てられない動きで恥ずかしいと思う一方、第三者の観点でいい勉強にもなった。

この頃と今と最も違うのは、

「どれくらい広い視野で対戦全体を意識し、流れをイメージしているか」

ということ。 初心者・初級者は、目の前の場面一個一個を切り取っての応戦に終始することが多いが(余裕がないため)、 LPが上がるにつれ、中級前後くらいからはもう少し広い意識で闘えるようになる。

具体的には、自キャラだけでなく対戦している相手キャラの特徴、 自分と相手の各種ゲージ状況(体力、スタン値、EXゲージ、Vゲージ)、相手と自分の画面における位置、 それに加えて、対戦中に読み取った相手の手癖に応じて臨機応変に動き方を変えることもできるようになる。

これはナチュラルに格闘ゲームの上手い人でもなければ、経験を積んでようやく見えることでもある。 当時の私はそんなことはもちろん知らず(知っていても出来なかっただろう)、 ひとまず目先のことを徹底するようにした。

以下、各リーグ帯から昇格の決定打になったと考えていることを綴る。

【ルーキー⇒ウルトラブロンズ(LP0⇒1500)】 ・格闘ゲームの基本ルールの理解に努める。まずはこれ。 私が知っている限り、初心者必読と思われるのは以下の記事で、随分助けられた記憶がある。

長すぎず細かすぎず、 何度か読み返して対戦に臨むと基本システムの理解が深まると思う。

その他知っておくと良かったこと・かつ実際に出せるようになってからLPが上がり始めたのは、

・立ち、しゃがみ通常攻撃の弱・中・強の大雑把な使い分け

・相手との距離を素早く縮めるダッシュ(攻めの観点)、

相手との距離を素早く離すバックダッシュ(守りの観点)が出せる

・ジャンプ攻撃からの基礎コンボを1個

・弱攻撃から繋がる地上基礎コンボを1個

・通常投げ ⇒このあたりのLP帯で投げ抜けができる人はほとんどいないため、 適宜投げが出せるだけでもかなり強い。

・落ち着いて、少しでいいのでガードを意識。

他、

・LP2000~4000くらいの、自分の使用キャラを使うプレイヤーの動画を、 ある程度目的意識をもって観る。 「苦手なキャラがいるが、少し上の人はどう対処して勝っているんだろう」 「コンボのバリエーションが少なく勝ち確定を逃すことが多い。 何かもっと火力の高いコンボはないだろうか」などなど。

⇒自分より少し上程度のプレイヤーの対戦であれば、何が起こっているかが理解しやすい。CFNのリプレイサーチで条件をつけて検索可能。

自分の経験から言うと、格ゲーが得意ではない場合、LPがかなり高い上級者の動画視聴は避けたほうが良かったように思う。 上級者がどんな意図でその技を出したか・選ばなかったかという意図が分からない上に、使い方もよく分かっていないカッコいい連携やコンボといった、基本から的外れな部分に目がいってしまい、上記の基本事項がおろそかになったためだ。

良かれと思って観ていても、それが却って勝率を下げていた可能性すらある。 以上より、ブロンズ帯以下であれば、 LP2000~4000帯のプレイヤーの動画視聴が適切であったように思う。

【ウルトラブロンズ⇒スーパーシルバー(LP1500⇒3000)】

・上記を複合したごく初歩的な動き ・自キャラの1~2個の強い技の押し付け ・たまに対空攻撃 ・そこそこのガード。 ・ほんのちょっとの我慢強さ。

いま思えば、このリーグ帯の人は放っておいても跳びこんでくるため、対応型のプレイをするだけで勝てていたのかもしれない。 (私も辛抱が苦手なタイプなので、さぞ良いカモだったことだろう。) 3000までは、これらを真面目に習得しているかどうか。 しようと努力していたかどうか。それだけ。

【スーパーシルバー⇒ゴールド(LP3000⇒4000)】 私が最も苦労したリーグ帯。 詳細は冒頭の前記事に譲るが、ここから「相手の動きを見る」ことが少なからず要求されてくる。 好きなように動いていては勝てなくなってくるのがこの辺りだったように記憶している。

それにしても、当時の自分を振り返ればNGムーブがひどい。これじゃLPは上がりませんね。 特にまずいものを列挙すれば、以下の通り。

・お願いEXバルセロナ=自分の強みの技のぶっぱが多すぎる。まあ当たらない上にゲージの無駄遣い。

・被起き攻めで我慢できず、暴れ若しくは投げシケを出してしまう

・画面端を背負った時の露骨な守りの弱さ

・体力がワンパンでKOされる状態になっているときの、感情任せの意図なき特攻癖。我慢が効かない。

・確定反撃を知らなさすぎる。というか、おそらく画面を見ていない。 相手のしゃがみ強Kスカりにさえ反撃を入れていない。

・自キャラの強みとなる主軸の通常技を押し付けていない。バルログの要である立中爪が少なすぎる。 そのくせ意図不明なスライディングだけは出しており、ガードされてお仕置きされている

・ミスによるコンボ未完走が多い。

・超超初歩的なフレームの知識もないため(サボったため)、 明かに不利フレームでのNGムーブから試合展開を捲られている。 ⇒自キャラの有利・不利フレームくらいはこのころから少しでも勉強しておくべきだった。

以上、反面教師にして頂ければ幸いである。

【ゴールド⇒ウルトラゴールド(LP4000⇒6500)】 自キャラの理解に努め始めたこと、そして「好きなように動かない」こと。 好き勝手に動けないのはストレスだが、 相手あっての対戦であることを意識し始めたのがこのあたり。

上記LP3000⇒4000時の反省を取り入れながらやっていたためか、 大した苦も無く上がれたリーグ帯であった。

あとは、このころから少しだけ自キャラの主軸技を中心にフレームを確認するようにしていた。

【ウルトラゴールド⇒プラチナ(LP6500⇒7500)】 端的に二つ。

・自キャラの基本ムーブをようやく理解し、実際に動かせ始めた。

・強いセットプレイを幾つか憶え、使えるようにした。 グラマスにも通用するような強いセットプレイがあるが、 それを上級者の動画をたくさん観て学び、取り入れ始めたのがこの辺り。

強いセットプレイは、大抵は基本に対する応用になるため、基本ムーブが出来たこの頃からようやく実戦で使えるようになっていた。

プラチナ⇒スーパープラチナ(LP7500⇒10000)】 プラチナ⇒ウルゴルを何度か行き来した記憶がある。 悪い手癖が露骨だったため、それを控え、守りを少し意識した。

【スーパープラチナ⇒ウルトラプラチナ(LP10000⇒12000)】 確かこの頃、大きな調整が入ってシーズン2になっていたはずだが、この時限定で使用可能だった強い連携で稼いだことは否めない。 (そうです、弱テラー後の距離が相手と離れなかったための、再立弱Korコマ投げor立大K他のめちゃくちゃ強いジャンケンの押し付けです)

【ウルトラプラチナ⇒ダイヤモンド(LP12000⇒14000)】 実に3か月もLPが全く上がらず、最も苦しんだ時期。 まずは原因分析から。

○対戦バランス調整による原因 ・弱テラージャンケンその他の有効だった連携が使えなくなったこと ・相対的に不利キャラが増え、格下に負ける試合が増えたこと

○自分のスキル不足による原因 ・相手のクラッシュカウンターを食らいまくり、そこから逆転される⇒相変わらずの暴れ。

・意図もなく隙の大きな技撃ちをガードされて確定反撃を食らい、逆転される。

・投げシケの手癖を狩られる⇒考えてない。

・起き攻めの暴れを狩られる⇒本当に落ち着きが無い

つまり、ここから上達するには「我慢すること・守りを徹底的に意識すること」だった。

具体的には、無駄スライディング撃ち、投げシケ、安易な跳びを無くすことを強く意識し、実際に激減させることに成功した。 ついでに攻めの面では、相手の投げシケ狩りを出させるムーブを練習した。

こうして守り面の徹底改善+投げシケ狩りムーブに努めた結果、数日でLPを2000上げてダイヤ達成。公言していた長らくの目標が叶って本当にホッとした瞬間だった。

私の場合は防御面がずっと課題だったが、ここにきてそれがようやく改善され始めてきている。 当時開催されていたCPTの配信(プロの信じられない守りの上手さ)、

及び上級者のフォロワーさんとの対戦が転機となった。

総括:ダイヤまでにやっていて効果のあったこと並びに今後も継続すること】

1.何をすれば現状から上達できるかを「考える」&対戦内容の振り返りとメモ 漫然とボタンを押していると気づいた日は、だいたい負け越して終わる。 地上戦、対空、重ね、コンボルート、端での攻防等脇の甘い部分を見極める。 メモは有効な場合が多いが、目的化するとあまり意味が無い。書いたらすぐにトレモで実践し、実際に出来るようにしておくのが一番いいように思う。

2.トレモ(トレーニングモード)の活用 上記1.の振り返り内容や不明点を解決する手段として徹底活用。対応手段が分からない場合は、上級者のリプレイを見まくる。 若しくは訊ける環境があれば、遠慮なく助言を求め、その方法が自分に合っているかを考えながら試してみるのが良い。なお、せっかく助言をもらっても積極的に活かさなければ上達はかなり厳しい。

3.コマンド精度を上げる 頭で分かっていても実際に出なければ意味が無いため、基本であっても重要な技・コンボ・セットプレイは可能な限り毎日練習する。 (上級者ほど昇竜拳コマンドなどの超基本をきちんと練習しているらしいです)

4.対戦の継続 上記を踏まえ、その日・週・月でテーマを決めて、そのアウトプット並びに再インプットのための対戦を継続して行う。可能な限り毎日継続。

(テーマの例:対空月間!とか、今日は跳びを減らす!など。自分の課題をリストアップし、一つずつ解決を試みる) 時間が取れない場合はトレモのみ、 或いはリプレイ鑑賞並びにイメージトレーニングだけでもやっておくのは有効だった。

5.フレームの基本知識の勉強

スーパーゴールドあたりから、自キャラの基本技程度の数値は知るようにしていた。

ただ、フレーム関連の知識をどうするかの優先順位は人によるように思う。

不利フレームを知らずにNGムーブを繰り返し、試合展開を捲られるくらいであれば、多少なりとも知っておいたほうがよいと(指摘を受けて)最近は認識を改めている。

ただ、人に語れるほどの知識は現在も持ち合わせていない。

■他に効果のあったこと ・オフ対戦で助言や手癖の指摘を求める。 ・大会出場。事前に相手が分かっていればキャラ対策ができることと、 負ければ悔しいのでモチベも上がる。 ・ツイッターでの上級者の呟きをメモすること。(お礼にファボる) 即、役に立つものも多いので、トレモなどで必ず試している。

■最後に とにかくマイペースで楽しく続けることが大事だと思う。 ツイッターで日々見かける周りの昇格報告で焦ることも少なくなかったが、100人いれば100通りのライフスタイルや遊び方がある。彼と我とでは同じペースでプレイすることは出来ないということだ。

また、私は主にキャラ愛でストVをやっているため、ツイッターで他愛もない話をしてもらうことが大変良い気分転換並びにモチベアップに繋がった。

今後も、如何にブレずに自分のペースを守るか・良きライバルを見つけて追いかけられるか・何のために自分がこのゲームを続けたいのかということを見失わないようにしたい。

それが、子どもの頃から遊び続けている最愛のタイトルへの、私なりの敬意でもある。

以上、ここまでお時間頂戴しましてありがとうございました。

ダイヤを目標に日々練磨している方々を、心から応援させて頂きます。


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